エボリューションによるハーレーのエンジンの歴史の前進

エボリューションによるハーレーのエンジンの歴史の前進

ハーレーのエンジンの歴史の中でも、エボリューションは、エンジンの歴史を大きく前進、進化させた名機の1台です。ハーレーのOHVエンジンの第4世代に当たるエボリューションは、1984年に登場しました。

このエンジンは、まさに革新的な進化でした。コンピューター設計やアルミ素材の大幅な採用により、耐久性、出力の向上を果たしました。

また、生産体制の全面的な見直しにより、品質向上を最優先としてエンジンを組み込んだおかげで、オイル漏れ等のマイナートラブルは皆無となりました。

この信頼性は、ショベルヘッドから飛躍的に向上して、これまで、ある程度の知識を持ったファンを中心に乗られていたハーレーを一般の人々でも安心して乗れるようにしたエンジンとも称されています。

一時期、経営不振に陥ったハーレー社を救ったともいえる偉大なエンジンとも言えるでしょう。

進化は続いて、CVキャブレターやクランクシャフト、スタッドボルトの変更等が行われて、1995年には、インジェクションも採用されました。