ハーレーのエンジンの歴史とシングルシリンダーエンジンについて

ハーレーのエンジンの歴史とシングルシリンダーエンジンについて

ハーレーダビッドソンは、アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキー市に本部を置くオートバイ製造会社です。今や日本でも、ハーレーと聞くと即座にバイクを連想する程に、世界的な有名な製造メーカーです。

そんなハーレーが製造するバイクの特徴と言えば、ゴツゴツとした大柄な車体にそれに負けない程にパワフルで、唸るような重低音を響かせるエンジンです。ハーレーといえば今や如何にもアメリカンなパワフルなイメージがありますが、エンジンの歴史上、シングルシリンダーを用いたバイクも製造、、販売されていたのです。

というのも今でこそ、大排気量のエンジンが代名詞となっているハーレーですが、そのイメージが定着するまで、特に戦前には試行錯誤の期間は存在していました。エンジンの歴史を紐解いてみると、誕生して数十年は、何とか市場に受け入れられようと、シングルシリンダーエンジンの大人しめなバイクを販売していました。ですが、その一方で、ボードトラックレース等では、パワフルなエンジンで強烈な存在感を見せており、現在のイメージと繋がる部分もアピールしていたのです。そんなハーレーは、1934年にシングルシリンダーの製造を止め、以降、完全にパワー勝負へと移行して行ったのです。